放射線調査
異なるエネルギーで、不規則に飛んでくる放射線を正確に測定することは極めて困難です。
今日、様々な仕様の放射線量計が市場に出ていますが、目的に合った線量計を選ぶ事が大切です。
弊社取扱いの放射線量計は米国で最も一般的に使われており、米国政府、軍隊の公認品で、モニター的製品ではなく、計測器としてお使いいただけます。
・線量計の正しい使い方、選択については「ガイガーカウンターでのβ線測定時の誤った表示について」をご参照になると良いかもしれません。(www.mikage.to/radiation/info/info0001.html)
調査資料はPDFで配信しております。
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放射線量計 ラダラート100 インスペクター アラート
米国International Medcom社のRadalert100とInspector ALERTは米国で最も多く使用されている線量計です。 放射線管理区域はもとより、米国軍隊で公認されています。
放射線測定ボランティア団体≪セーフキャスト≫(www.safecast.org/)で使用されています。
≪特徴≫
μSv/hあるいはmR/hを表示します。
・μSv/hは国際単位(SI単位)ですが、米国ではμ(m)R/h(マイクロ(ミリ)レントゲン)が使用されます。
1μSv/h=0.1mR/hです。
CPMあるいはCPSが直読できます。
・この計測値が基本です。この値から時間平均、年平均に換算し、線量率として表示します。
正確な測定には、この数値から換算するため、不可欠な情報です。
Radalert-100は100CPM=1μSv/h、Inspectot Alertは350CPM=1μSv/hです。
Total/Timer機能で、設定時間内の正確な放射線数をカウントできます。
・30秒あるいは1分という短時間で計測した放射線を時間平均値に換算すると正確性に欠ける場合があります。その時はタイマーを10分あるいは1時間に設定し、その時間内の放射線カウント値から正確な時間平均値を算出できます。
・タイマーを8時間あるいは24時間に設定すれば、正確な被曝量が判ります。
Audio端子からPCに接続して、経時的線量の変化をグラフで表示できます。
・測定値は同時にエクセルシートに保存できます。ガイガーグラフ仕様をご参照ください。
赤色LEDランプの点滅で、放射線感知状況を把握できます。
・感知した放射線を線量率に換算し、表示するまで時間がかかります。LEDランプ点滅速度から、感覚的に放射線量を瞬時に捕える事ができます。Audio端子にスピーカーあるいはイヤホンを接続すれば、聴覚で判断できます。
セシウム137に拠る校正保証書付です。
放射線データ処理ソフト
≪特徴≫
ガイガーグラフソフトは、測定時間内に於けるパルスあるいはカウントを本体より受け、オンタイムでグラフ化し、経時的測定した記録はExcelシートに日付、測定時刻、1分間のカウント値、累積カウント値、1分間の平均カウント値、緯度、経度、標高をtextファイルで保存できます。
ガイガーグラフソフトは、Mineralab社のネットワークを介して世界中のデータを見ることができ、希望すれば測定したデータを永久に保存することもできます。
右上グラフは放射線量が設定値の100CPMを超えたため、視覚警告が表示されたものです。 右下図は地図上に測定地点をプロットしたものです。
また、既存データに基づく放射線測定結果を手入力し、それをシュミレーションすることもできます。
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ホットスポットスキャナー
放射能汚染が想定される土地をスポット的に高濃度地点を探すのではなく、対象地にグリッド切って洩れなく全体をモニターできます。これはRadalert-100(ラダラート) Inspector Alert(インスペクター)がPCに接続して、経時的線量変化(距離的線量変化)を測定できる機能を利用しています。
参考試料:平成23年10月21日「放射線測定に関するガイドライン」文部科学省
平成23年8月26日「学校等における放射線測定の手引き」文部科学省
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